2017.5.1 UP DATE

【レポート】ヤマハ クラビノーバCLP-600シリーズが大幅刷新!

 ヤマハは、電子ピアノ「クラビノーバ」CLPシリーズの新製品を発表。CLP-635、CLP-645、CLP-675、CLP-685の4機種の仕上げが異なる17モデルを、5月1日(月)から順次発売する。

 

 クラビノーバは、多彩な機能をもつCVPシリーズと、ピアノらしいデザインや表現力にこだわったCLPシリーズの2シリーズがある。今回のCLPシリーズのバージョンアップは、20年ぶりに鍵盤のアクション機構を刷新した「GlandTouch(グランドタッチ)鍵盤」を採用。ピアノ本来の表現力により磨きをかけている。

 

 

 上位機種CLP−685/675に搭載されたグランドタッチ鍵盤は、これまでの鍵盤の改良ではなく、構造から設計し直し、ピアニストの試弾とヒアリングを重ねて完成させたという。

 

 4月5日(水)に行なわれた報道発表会では、ピアニストの三浦友理枝さんがCLP-685を演奏し、「以前のものと比べて、階段を1段も2段も上ったような音色のグラデーションの豊かさがあり、強弱やニュアンスをつけられる可能性が格段に広がった」と語っている。それは鍵盤の機構が変わったことによる作用のようだ。鍵盤の機構全体を見直した結果、ハンマーウエイトが改良され、支点までの長さが従来品の中で最長になり、新たな部品を追加することになったという。

 

 報道発表会での様子を動画で紹介しよう。三浦さんが2つのグランドピアノ、ヤマハCFXとベーゼンドルファーのインペリアルの音色で弾いた2曲の演奏動画もある。その音色の違いや開発プロセスの話もご覧いただきたい。

 

 

▼ 三浦友理枝さんの試弾した感想と、開発を担当した尾藤栄里子さんの開発秘話

 

 

▼ ベーゼンドルファーの最高峰インペリアルの音色で、ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」を演奏

 

 

▼ ヤマハのコンサートグランドCFXの音色でショパンの「幻想即興曲」を演奏

 

 

▼ ヤマハとベーゼンドルファーのグランドピアノ音色の違いや、楽曲の提案、開発プロセスを披露

 

 

 

 もうひとつ、開発者の尾藤さんがこだわったのは、3wayスピーカーシステムだ。オーディオでの3wayは低音域にウーファー、中音域にスコーカー、高音域にトゥイーターというユニットを採用することが多いが、最上位機種のCLP-685ではフルレンジのスピーカーユニット2つとトゥイーター1つという構成になっている。その理由は、ピアノは各箇所から広い音域が響いて聴こえてくるためだ。これを充分に鳴らすため、電源とアンプもパワフルなものを採用している。

 

 

 そして、そのフルレンジのスピーカーユニットには、ピアノ音のために開発されたスプルースコーンスピーカーを採用。ヤマハのグランドピアノの端材を加工したもので、音の立ち上がりの速さや粒立ちの良さが特徴だ。三浦さんは「自然に包み込まれる音。グランドピアノの箱の中で響いている共鳴音までも再現されている」と本番演奏中に感じたそうだ。

 

 

 自然な響きは、ヘッドフォン着用時にも再現できるよう、バイノーラルでサンプリング収録をしている。バイノーラル録音とは、演奏者の耳と同じ位置にマイクを置いて、聴こえてくるピアノ音をそのまま収録する手法。電子ピアノ購入者の半分ほどがヘッドフォンで弾くことがあるというデータもあるそうなので、重要なポイントだろう。

 

そのほか、スマートフォンやタブレットなどとクラビノーバをBluetoothで接続してのオーディオ再生や、新色「ダークウォルナット」の追加もあり、トレンドを取り入れたバージョンアップとなっている。

 

 


 

 

ヤマハ 電子ピアノ クラビノーバ CLPシリーズ

 

・CLP-685 価格:380,000円 ブラックウッド調仕上げ 6月1日発売予定
・CLP-675 価格:288,000円 4種類の仕上げ 6月1日発売予定
・CLP-645 価格:220,000円 4種類の仕上げ 5月1日発売予定
・CLP-635 価格:168,000円 4種類の仕上げ 5月1日発売予定

 

※写真はCLP-685PE(黒鏡面艶出し仕上げ)
※いずれの機種も、黒鏡面艶出し仕上げはプラス40,000円、発売は7月1日を予定
※価格はすべて税抜

 

<問い合わせ>
(株)ヤマハミュージックジャパン
楽器営業本部 マーケティング部 ピアノ・EKB課
Tel.03-5488-6795

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